あおり運転が社会問題化され、厳罰化が進む一方、どんどんとドライブレコーダーが世間に浸透されてきています。

それに伴いドライブレコーダーの高機能化も進んできました。

現在ドライブレコーダーを製造しているメーカーとしては世界にたくさん存在しますが、安全に寄与するドライブレコーダーですしやはり日本人としては日本製に注目したいですよね。

日本製ではコムテック、ケンウッド、セルスター、ユピテルなどが挙げられます

今回はその中でも、日本製ドライブレコーダーと言えば必ずといっていいほど名前が挙がるほど有名なコムテック、ケンウッドに焦点を当て、両者の看板的商品であり、かつ同レベル（同価格帯）と思しき機種を比較し、どちらがコスパが良いか独自検証してみました。

コムテック&ケンウッドの人気機種は何？

コムテックとケンウッド、そのどちらもこれまで数多くのドライブレコーダーを輩出しています。

そこでまずは両社の中で最も人気の機種はどれになるのか調べてみたところ、以下のものであることがわかりました。

ご覧いただくと、上位1位から5位までをコムテックとケンウッドが独占しています！

その中で、注目ランキングとしては1位がコムテックのZDR025、2位がケンウッドのDRV-MR745となっています。

今最も注目を集める両機種を、今回は両社の代表商品として比較検証していきたいと思います。

コムテック　ケンウッド　両者の価格

まずは消費者にとってとても大事な両者の価格について注目してみましょう。

ご覧頂くと、注目度ランキングではコムテックのZDR025が1位で、価格ではケンウッドのDRV-MR745が3000円ほど安価となっています。

安かろう悪かろうという言葉もありますが、しかし堂々の2位で、1位より3000円も安ければ、そっちの方が良いという方もみえることでしょう。

まずは価格だけでみればケンウッドに軍配が上がり、価格重視の方にはケンウッド一択と言えます。

一方、その3000円分の差を埋めるほどの性能の差がコムテック側にあるとしたら、それはそれで再検討する方も世の中には多いことでしょう。

それでは性能について比較検証していきましょう。

ZDR025 DRV-MR745　性能比較

続いてそれぞれの性能についてです。

調べてみたところ、いずれもそれぞれにない独自の特徴がありました。

今回はそれぞれの特徴について比較検証していきたいと思います。

コムテック　ZDR025の際立った特徴

ケンウッドのDRV-MR745と比較した結果、ZDR025にあってDRV-MR745にないものがいくつかありましたのでご紹介します。

安全運転支援機能

ZDR025の特徴の中でも特に特筆すべき点として、安全運転支援機能が秀逸です。

安全運転支援機能とは以下の機能のことを指します。

①後続車接近お知らせ機能 　NEW！！

後方から接近する車両を映像で認識し、お知らせを行います。また設定により後続車接近録画データとして記録することもできます。

②先行車発進お知らせ機能

先行車の発進を検出しお知らせしてくれる。

③前方信号お知らせ機能

前方の信号が青信号であることを検出しお知らせしてくれる。

④ドライブサポート機能

急加速や急減速、急ハンドルを検出しお知らせしてくれる。

⑤車速アラーム機能

設定車速を超えた場合にお知らせしてくれる。

もちろん安全運転を支援するだけですので事故が完全に防げるわけではありません。

また、一部GPSを受信できない状態では作動しない機能もあるため注意が必要なものとはなりますが、特に最新機能である後続車の接近をアラームでお知らせしてくれる点はとても斬新であり、この後続車の接近アラートはケンウッドにはない機能でしたので一番にご紹介させて頂きます。

視野角

ケンウッドのDRV-MR745も視野角の広さを売りにしていましたが、DRV-MR745の最大視野角が150°であるのに対し、ZDR025に関してはフロント側で最大172°というかなり広範囲な角度をカバーしています。

この角度差はケンウッドと比較してかなり大きいため、ご紹介させて頂きました。

ケンウッド　DRV-MR745の際立った特徴

続いてコムテックのZDR025と比較した結果、DRV-MR745にあってZDR025にないものがいくつかありましたのでご紹介します。

駐車監視における衝撃探知の前から録画を開始する

ZDR025にも駐車監視機能はオプションで付属していますが、それは駐車中に衝撃を探知した直後から録画を開始するというもの。

これだけでもかなり秀逸な機能と言えますが、このケンウッドDRV-MR745に至ってはさらにそこからバージョンアップし、なんと衝撃を探知すると、その衝撃時から5秒間遡って録画を開始してくれるという超優れものとなっています。

一体どんな仕組みを用いてこのようなものを世に輩出できたのか、日本の技術力には感心するばかりです。。。

画素数

視野角で勝ったZDR025に対し、ケンウッドのDRV-MR745は画質で勝負です。

ZDR025は前後の画素数が200万画素。これだけでも十分にドライブレコーダーの中では綺麗な部類ですが、DRV-MR745に関してはさらにそれを7万上回る207万画素数を記録しています。

視野角は広い方がもちろん良いですが、画質が綺麗な方も捨てがたいですよね！

コムテック　ケンウッド　比較結果はどちらも捨てがたい

コムテックのZDR025とケンウッドのDRV-MR745、両者を比較検証した結果は、筆者としてはどちらも捨てがたいといった印象を持ってしまいました。

でも車１台につき2台もドライブレコーダーは必要ありません。どちらかを選べと言われても、決めきれない人も多いのではないでしょうか。

いずれを選んでも失敗はないと思いますが、

①人気、後方アラート、視野角で選ぶならコムテックのZDR025

②価格、ハイグレードな駐車監視、画素数で選ぶならDRV-MR745

この基準を、機種選定の参考にして頂ければと思います。

コムテック　ケンウッド　比較検証まとめ

今回はコムテックの代表機種であるZDR025とケンウッドの代表機種であるDRV-MR745をピックアップしつつ、両者を比較検証してみました。

両者とも捨てがたいほど魅力的な機能に溢れており、筆者としてもすぐにどちらかの機種を選んでマイカーに装着したいと感じるほどのものでした。

ドライブレコーダーは一度装着してしまえばおそらく壊れるまではずっと装着し続けるものです。わざわざ取り外すことは早々ないでしょう。

失敗しない機種選定を心がけたいですね！